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数十年前は高級食材、高嶺の花としてなかなか家庭で食べれなかったバナナ。
いまではスーパーやコンビニでもバナナがおかれ、
安く手軽に食べれるうえに、栄養価の高い食材として、親しまれています!
バナナが嫌いって人はあまりいないでしょう!
そんなバナナが危機に瀕しているようですΣ(゚Д゚)
今すぐにでもスーパーに行けば、バナナは簡単に手に入れられるので、
実感がないですが、、、
しかし、ある病気が蔓延しており、深刻な事態を招いています!!
その深刻な事態を招いている原因は「新パナマ病」!!
パナマ?パナマ文書??とパナマという言葉最近よく聞かれますが、
一体パナマ病とは何のか調べてみました。
バナナの不死の病「パナマ病」
実はこの元凶であるパナマ病ですが、バナナにとっては不死の病としておそれられている病気です。
カビの一種がもたらす、バナナの木を枯らす病気
「パナマ病」は、バナナが枯れたり黒ずんだりする病気で、病原菌はカビの一種、フザリウム。菌が「根っこからバナナの木に感染し、いずれ木を殺してしまう『萎凋(いちょう)』を引き起こす」(豪の科学者)といい、台風による洪水や農場に出入りするトラック、人の靴についた土が運ばれることで拡散する。
バナナにも品種が様々あるようなのですが、1950年代に世界中で最も食べられていたグロスミッシェル種のバナナはパナマ病が原因で壊滅させられています。
1950年代、大人気だったグロス・ミシェル種を全滅させた
「木を治したり、土壌から菌を取り除いたりするのは、ほとんど不可能」(前出の豪の科学者)といい、1950年代、世界中に輸出されていたグロス・ミシェル種は、このパナマ病のために1960年代にはほぼ全滅した。
そして、この恐ろしい病気がまた世界各国に広がりつつあるということなんです!!
現在世界中で食べられているキャベンディッシュ種
パナマ病により一時バナナが世界中で無くなってしまったわけですが、
どのようにして再度世界でバナナが流通することになったのでしょうか?
現在、日本のバナナもそうですが、世界のバナナ輸出のほとんど(95%)がキャベンディッシュ種という種となり、スーパーや果物店で販売されている一般的なバナナとなります。
実は、キャベンディッシュ種はパナマ病にも強い種でもあり、病原体の侵入を防ぎ、
菌を殺す耐性もあるようです。
このキャベンディッシュが救世主となり、一時は壊滅的被害を受けたバナナ産業でしたが、
盛り返すことができたようです。
農家はパナマ病に強いキャベンディッシュ種への転換を余儀なくされた
パナマ病の菌株は農園の土壌全体に蔓延するため、農園は最高で40年に渡り汚染されることになる。パナマ病を経験した農家は生産品種を、パナマ病の菌株に強いキャベンディッシュ種に転換することを余儀なくされた。
しかしながら、キャベンディッシュ種でも対応できない新たな新種の病気がでてきました。
それが「新パナマ病」ということなんです。
実はすでに1990年代より新パナマ病は台湾で初検出されており、東南アジアをはじめオセアニア豪州北部の農園を壊滅させています。
そして、近年中東やアフリカ、豪州南部の農園も感染が確認されている深刻な事態へとなっています。
新パナマ病への対策はあるのか?
まずは、感染していない中南米への新パナマ病が蔓延しないよう、対策を講じています。
しかしながらそれでは根本的な解決になりません( ゚Д゚)
根本的な解決のため、パナマ病に対して耐性のあるキャベンディッシュ種が登場したように、新パナマ病へ対抗しうる新種のバナナを育てていく必要があるようです。
すでに新キャベンディッシュ種となりえるバナナの品種が見つかっており、
課題はあるようですが、根本的な対策が練られているよう。
台湾ではキャベンディッシュの変異種が何種類も開発され、フィリピンや中国で試験が行われている。ベルギーの専門家インゲ・ファンデンベルク氏はこうした新種について「極めて有望」だとしながらも、味が必ずしも良くなかったり、長距離輸送に向かないものもあると説明した。
現在は日本を含め欧米でもバナナの値上がりする事態までにはなっておりません。
しかし、新パナマ病が中南米へも被害が広がってしまうと、壊滅はもとより、
値段の高騰が予測されます!!
バナナが食卓から消え、また高級食材として高値の花となる日が来てしまうのでしょうか??
今後の動向に目が離せません( ゚Д゚)
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